光る君へ
まひろ役の女の子、鎌倉殿の時の大姫ではないかなと。
あの時も暗殺される運命の義隆との悲恋を、あんなに小さな女の子なのにとても上手に演じてました。
今回のまひろも、後の道長である三郎君と微妙な間柄で結ばれない運命となるんだろうな~と。
実際の紫式部と道長がそういう関係だったかは結構怪しいと思うんだけど、主人が使用人に手をつけるとかありがちだし、才女の誉れ華々しい女性だったから当時の社交辞令的な口説き文句のような和歌を送るのはありありですよね。
ほんでもって、私は道長様に言い寄られたのよ的な、確かめようのない匂わせブログを書くのは、まあ本人の自由だよねとw
口コミというか、そういう匂わせブログも当時の社交界では政治的な意味も持っていたと思うのです。
そんなことを言い出すと、ドラマチックからは遠ざかってしまうし、京都なのに標準語で、高貴な女性達が素顔をさらして屋敷をずんずん歩いている違和感も、そこはドラマやんか!と割り切らないといけないのですw
前年の『どうする、家康』をファンタジー大河と揶揄した人達に「ええやん、ドラマやし」と思っていたけど、いざ学んだ平安時代がドラマになったらこんなことを思ってしまうもんなんだなあと、苦笑いしています。
しかしね、今回道長役に柄本佑をキャスティングしているのはすごく期待してます。
彼は決してイケメンではないのに、にじみ出る雰囲気がとてもイケメン。
お父さんの柄本明もとても色の濃い役者さんだけれど、雰囲気でよい人も悪い人も演じられる素晴らしい役者さん。さすがの血筋だなあと思います。
穏やかで優しいオーラを纏う柄本佑さんの三郎が、この世をば我が世とぞおもふと豪語する道長になっていく過程が見られることがとても楽しみであります。
子役の男の子もすごく良かったですよね。中学生くらいかな。
一昔前なら、美男美女しか画面を占領していなかったのですが、現代はよい時代になったというか、いろんな意味での多様性を求め始めているのかなと思います。
平安時代は戦もなく貴族文化が台頭する文字通り平安な時代なのですが、その後に続く北面の武士を育み、鎌倉、室町の戦乱と混乱の時代を生み出す素地が確立されていく時代です。
一見平和な今の時代に通じるものを感じます。